弊学の特待生制度について考察

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Introduction

弊学は6年生の薬学科のみで,入学者数は約240名である(1).1年間を春学期と秋学期の2つに分け,学期ごとに授業,定期試験および成績発表が行われる.成績が60点以上であれば単位認定となる(2).また,弊学は特待生制度を採用しており,前年度の必修科目と選択必修科目に該当する最終評定の平均値を算出し,成績上位者5名が対象である.6年次に関しては1–5年の成績を用いる.特待生のメリットとして,成績順位1位は授業料の全額,2–5位は授業料の半額が免除である.

 

Purpose

特待生のボーダー平均点は非公開のため,これまでボーダーの平均点が不明な点が多かった.そこで今回は筆者が1–5年の成績を用いて,特待生の目安となる成績を考察した.

 

Methods

それぞれ1–5年次の必須科目および選択必修科目の学年平均と筆者平均値を比較した.

 

Results and Discussion

筆者の各学年の平均点を記載した(Table. 1,Fig. 1).

 

特待生になったときの平均点はそれぞれ94.1点および96.8点であった.また,1–5年次の特待生平均点は92.5点であった.一方,平均90.1点以下では特待生に選出されなかった.

 

つまり,特待生は概ね92.5点以上であれば選ばれる可能性があることが示唆された.

Conclusion

特待生の平均点となる目安が概ね明らかとなった.しかし,絶対的な条件ではないためあくまで参考程度に留めてほしい.

 

Reference

  1. 東邦大学薬学部HP
  2. 東邦大学薬学部2023シラバス